WEB関連会社「Q」のセキネ社長も偶然、
母と同じ小泉今日子世代だったのですが、もちろん元ヤンキーではありません。
オタク少年の走りのような人で、小学生の頃から秋葉原のパーツショップに通い、
ポケコンでプログラミングを覚えたそうです。
そうとはいっても大学は文系に進み、ポロシャツの衿をたててテニスサークルに所属、
プチ留学とかもしたバブル世代ストライクです。
「俺、スティーブ・ジョブズのプレゼンを生で聞いたことがある」
というのが定番の自慢です。もちろん今でもアップル信者です。
大学を卒業した後はリクルートに就職。
求人広告雑誌の企画営業や総合的な戦略を立てる部署などでかなり活躍していたようです。
しかし、多くのリクルート社員のようにほどなくして独立。
求人広告の制作下請けやソフト開発の会社として「Q」はスタートしました。
今のようにこんなにたくさんの人がインターネットをする時代ではありませんでしたから、
インターネットでの求人活動というものはまだなく、
求人ソフト開発というものはしていなかったそうです。
「もっと早くそこに気づいていればなー」と、社長はのんびりとガッカリしています。
今では「Q」の主要業務のひとつはインターネット広告に関する好感度調査です。
意外と競合がいないので、
広告代理店、広告制作会社、企業の広告制作担当など顧客も安定しています。
インターネット広告に関する好感度調査というのは毎月行なっているのですが、
大雑把にいうと「その月に見たインターネット上の広告で一番好感が持てたのはどれか。
どのような理由で好感を持ったのか」ということに対する調査です。
サンプルは首都圏に住む10代から60代までの男女500人。
首都圏とはいっても、どうも群馬県太田市にたかよってない?と、
思ったら社長の出身地なのだそうです。
しかもセキネという姓の人がちょっと多い……というのは気づかなかったことにしましょう。
この好感度調査のプロジェクト・マネージャーしていたのが、タカイさんでした。
私はタカイさんの指揮の下でこの好感度調査に基づく業界向け専門誌
「インターネットQ」の編集にたずさわって2年がたとうとしていました。
専門誌といってもその月に人気のあったインターネット広告を紹介し、
どのような傾向の広告が全体的に好感を持たれているのか
その理由は何かを軽く分析したような文章が乗っている程度のもので、
レイアウトも毎月決まっていたようなものですから、そう難しい作業でもありませんでした。
執筆を外部に依頼することもなく、ほぼ「Q」で書いていたので、
編集というよりは執筆が仕事だったようにも思います。
たまーに、好感度調査の集計作業をお手伝いすることもあり、
そこで群馬県への偏りを発見したりしていたわけなのですが、
そんな私にまさかプロジェクト・マネージャーという大役を仰せつかる日が来るとは、
誰が予想できたでしょうか。